“やさしいシンプルがここにあります”
矢野紋織謹製「白たおる」の糸は日本で紡績された糸を使用。一般的なタオルに使用される糸よりも細く繊細なため、肌ざわりがよいタオルです。また、パイル(綿糸がループ状の形態をしていること)が長くなるよう織り上げているため、パイル表面積が増え吸水性に優れています。仕上げの段階でパイルをねじらせる加工を施し、ふんわりとしたタッチが増長する今治タオルです。
愛媛県「今治」。
この街の名は高級タオルの代名詞、今治タオルの産地として日本のみならず、いまや海外まで知られるほど。
温暖な風土に恵まれ、古くは奈良時代に絹織物、江戸時代には綿織物、そして明治時代にはタオルの生産が始まります。やがて高級ジャガードタオルが開発され、その伝統と技術を今日まで進化させてきました。
また、今治市内を流れる蒼社川は、京都の鴨川、金沢の犀川と並ぶ名水。晒しや染色の工程で必要となる大量の水、その良質な水源も、今治タオルの伝統と技術を育んできました。
織布から縫製までの各工程で職人さんが、それぞれの技術でつくり上げています。
1:タオルを織る前の整経と呼ばれる工程で、タオルを織る前の糸をセッティングします。均一なテンションをかけながらセットするには熟練の経験と技術が必要とされます。
2:一本一本の糸から織り上げていくタオルですが、織っている最中に糸が切れることがあります。それを毎回手作業で修正し、きれいなタオルに織り上げてゆきます。
3:タオルの命であるパイルの出来具合を職人の手で確認をします。
4:最終工程で、タオルのフチ部分を1枚1枚手作業で丁寧に縫製して仕上げます。
一本の綿糸が職人を通して、安心してお使いいただける、矢野紋織謹製「白たおる」に仕上がります。今治タオルの職人たちの“技”と“こだわり”をお楽しみください。
◆今治タオルへの思いを熱く語る二代目社長
矢野紋織(株)代表取締役 矢野 健二社長
今治という歴史と伝統のある土地で、物づくりへのこだわりを父、初代社長 清視氏より引継ぎ、矢野紋織を支える。次世代への継承の思いは、三代目 秀和さんにしっかりと受け継がれています。
◆誠実さをモットーに日々、「矢野紋織タオル」の 奥深さを勉強中
矢野紋織(株) 矢野 秀和氏
父である、現社長 健二氏のもと、今治タオルの技術、品質へのこだわりを継承。変化し続ける新しい時代の中で矢野紋織を次世代へと引き継ぐ。
◆矢野紋織株式会社の歴史
昭和27年5月1日 初代社長 矢野清視氏 丸清タオル工場を設立
昭和42年5月6日 矢野清視氏 矢野紋織株式会社を設立
昭和62年7月1日 二代目 矢野健二社長就任
平成19年4月1日 三代目 矢野秀和氏 入社
※2017年現在
今治タオルは、地域に脈々と育まれてきた確かな技術・
認定番号:第2010-140号 第2017-1709号